2011年12月28日
「農地の冠水防止」から「地域全体の排水や災害防止」へ
愛市同友会は、議会活動とは別に、「会派」が独自に、毎月定例会を開催し、市政の懸案事項・施策等についてレクチャーを受け、また現地調査を行うなど、「会派」を中心に政策調査・研究等の活動を積極的に行っています。

今回は、大雨などの異常気象時に農地浸水被害を防止する為,農業水利を管理する土地改良区及び土地改良組合の13カ所の排水機場について下記内容でレクチャーを受け見地視察を行いました。
①排水機場維持管理費について
②排水機場の現況について
③排水機新設要望の現況について
④排水機場の視察
農業の形態変化や耕作放棄の増大、また農地の宅地開発等が進み,排水機場等の目的が「農地の冠水防止」から「地域全体の排水や災害防止」へと変化してきている。これに伴い,農業従事者だけでなく地域住民からも異常気象時の運転の要望が高まっており,運転時間や維持管理費用が増加している。
維持管理に要する経費は,異常気象の多発化と施設の老朽化により年々増加しており、土地改良区等の負担が増加し適切な管理・運営に支障をきたす恐れがあり、また、減少している農業従事者の負担軽減のために24年度より補助金の増額を予定している。
昭和40年代に整備さ老朽化による更新時期を迎えていた轟・緑川第1・第2排水機場は更新を終え、走潟排水機場は26年度完成を目指し、現在工事が進められている。また、松原排水機場については、県、国に強く改善を要望している。

26年度完成を目指し工事が進む走潟排水機場

松原排水機場
下記資料は排水機場位置図です

2011年12月27日
宇土のグルメ再発見
宇土飲食店組合さんとイカまつり協議
宇土市議会 会派「愛市同友会」は、23年度から網田のイカの「地産地消」に取り組み、付加価値
とゆう新たな視点で問いかけ、宇土の新たな経済活性化策に取り組んでいます。
創意工夫でイカの付加価値を高め、宇土市内料理店で「旬の味」としてイカの料理を提供し、宇土の
新たなグルメとして情報発信を行い、経済活性化を図るもので、今回、まちづくり推進課同席のもと、
宇土市飲食店組合の代表の方々との協議を行いました。
協議については、企画の狙いについて説明
①地産地消のネットワークづくり
②網田イカのブランド化・有明海宇土の旬の味の情報発信
③経済効果の創出
その後、課題について協議を行いました。
①宇土市観光物産協会支援
②イカの物流システム構築
③イカの創作料理提案(イカ料理コンペ)実施について
活発な意見交換
課題協議においては、飲食店組合、そしてまちづくり推進課から活発な意見や提案が出され、事業実施
に向けた一歩を感じる1回目の会議でした。
旬の味 宇土の街でイカ三昧
風光明媚な有明海 そこには四季の味がある
網田のイカまつり 旬の味が身近に食べれたら
こんなに美味しいイカが宇土市で捕れていたなんて
今まで食べていたイカは何処のだろう
今では地産地消の言葉も日常的
地元宇土の料理店で食べる網田イカは、また格別
知恵と工夫で宇土の町にも旬の味
一年に一回だけの企画だからおもしろい
事前調査でのブログです
網田イカ籠漁視察
http://kutanishingo.otemo-yan.net/e476355.html
呼子のイカ産業を視察・研修
http://kutanishingo.otemo-yan.net/e561498.html
2011年12月17日
轟水源を守ろう!!
早々の視察に感謝
名水百選「轟水源」の背後に白山があります。地下水(涵養域)保全を目的に平成14年3月、白山の
一角、国有林1.02㌶に水源の森として、もみじや桜、イチョウの木1200本を植林。その後、毎年下刈りを
実施しており、今年も2回目の下刈りを行いました。
今回は、12月議会において、轟水源涵養域保全に向けた取り組みについて一般質問を行っており、その際、
所管関係部(経済部・市民環境部・教育委員会)の視察を要請、議会閉会後の翌日、16日には視察が実現、
下刈りを終えた遊歩道を中心に約1時間にわたり植林箇所と白山頂上から水源背後地の視察を行い涵養域
保全に向けた要望を行いました。
白山頂上にて 農林水産課 田川課長撮影
左から山本教育部長、下田経済部長、西本さん、中村市民環境部長、私をおいて平江議員
平成14年3月植林当日、チャーターのセスナ機より白山植林地を撮影。
植林後、9年目のもみじ
下刈りを終えて西本さんと共に 中村市民環境部長撮影
地下水保全に向けたこれまでの活動をブログに掲載しています
http://kutanishingo.otemo-yan.net/e443149.html
http://kutanishingo.otemo-yan.net/e442362.html
http://kutanishingo.otemo-yan.net/e436816.html
http://kutanishingo.otemo-yan.net/e265014.html
地下水保全に向けた活動レポートです。
http://kutani-shingo.com/wp-content/uploads/report13-kakujoseisou.pdf
http://kutani-shingo.com/wp-content/uploads/report11-happa.pdf
http://kutani-shingo.com/wp-content/uploads/report-hakusui-jigyo-no1.pdf
http://kutani-shingo.com/wp-content/uploads/report-hakusui-jigyo-no2.pdf
2011年12月16日
宇土市議会一般質問
今回も議会において一般質問を行いましたが、議員は、一般質問後、「議会だより」掲載のため、自らの質問と
執行部答弁を1000字以内にまとめ、議会事務局へ原稿の提出が義務づけられています。今回の
質問骨子と答弁を議会だよりとしてブログで報告します。

治山事業と地下水(涵養域)保全について
今回の質問の柱は、名水百選「轟水源」の湧水量減少に伴う対策について過去3回の質問と併せ、その後の
水源背後地の山への地下水(涵養域)保全の現状と、その施策について質問を行いました。
九谷 森林・竹林と耕作地の現状・後背地における土地利用の現況や、民間での植林活動について。
経済部長
昭和39年から木材輸入が全面自由化となり、国産材価格が低迷し、間伐や枝打ち等の作業がおろそかになり、
荒廃したままの森林も見受けられるようになっている。
九谷 轟水源の勇水量の現況について。
市民環境部長
市では10年間調査がされておらず、近隣住民の声を聞くと10年前とは現在と10年前とは比較できないが
開発が進む前の水量と比較すれば、明らかに湧水量が減ってきている。
九谷 名水百選「轟水源」の水環境保全と再生の取り組みについて。
市民環境部長
平成12年12月議会、平成13年9月議会及び平成19年9月議会での九谷議員により轟水源及び背後地の
保全対策関係について一般質問があっているが、本市において先人が残された貴重な財産であり、これらの
貴重な遺産を守り後世に受け継いでいかなければならないと考えている。
今後再生の取り組みとしては、民間のボランティア団体に協力いただき、積極的な水環境の保全活動を促す
ことが重要であり、行政はこうした機会や情報の提供等、住民が自主的に関わる環境づくりを積極的に支援して
いくことが必要であると考えている。
九谷 市民啓発と参画での涵養域保全対策について。
元松市長
昭和62年に行われた『轟泉周辺環境影響及び地下水保全調査』の報告書において、轟水源及び背後地に
ついては「果樹園化・採石事業等による自然破壊により危険な状況」にあると指摘された経緯がありその後、
平成に入ってからは幸いにも大規模な開拓は行われておらず、また果樹園の廃園も増えるなど、近年では
自然破壊は進んでいないものと認識している。この貴重な水源である轟水源を後世に残すことは、現代に
生きる我々の使命であり特効薬こそありませんないが、今、行政で何が出来るか、土地所有者として何が
出来るか、或いは民間ボランティアで何が出来るか、またどのような施策が有効なのかを考えながら、長期的
視点に立って地道に取り組んでいかなければならない問題であると考えている。
民間団体でのボランティア活動等が行われているが、それらの支援や、市民への啓発も含めて、関係機関や
関係団体と協議しながら、轟水源の環境保全対策の検討を行ってまいりたいと思っている。24年度に熊本県・
熊本市など周辺自治体と企業が地下水保全に向けた財団に宇土市も加盟し、地下水の調査や涵養域の保全に
積極的に取り組んで行く。
2011年12月11日
うとん行長しゃん
宇土も公募で小西行長公をモチーフにしたキャラクターが誕生しましたが、12月宇土市議会文教厚生委員会において「ゆるキャラ」(着ぐるみ)製作を強く執行部に要望しました。全国各地に「ゆるキャラ」が誕生して二番煎じのようですが、「うとん行長しゃん」は、必ず宇土を元気にしてくれるものと思います。

フミデザイン 上原史寛作
「ゆるキャラ」の提唱者であるみうらじゅんさんは、キャラクターが「ゆるキャラ」として認められるための条件として、三条件を挙げておられます。
①郷土愛に満ち溢れた強いメッセージ性があること。
②立ち居振る舞いが不安定かつユニークであること。
③愛すべき、ゆるさ、を持ち合わせている事。
イベント、各種キャンペーン、町おこし、産品の紹介など宇土市の情報PRなどの活用や、子どもたちに向けての企画を通して宇土のまちづくりの基礎を作った小西行長公の紹介など、多種多様な役割を果たしてくれるものと確信します。
「うとん行長しゃん」名称及びイラストの使用について
うとん行長しゃん」がみなさんに愛され,小西行長公や宇土市のことを県内外の方に広くPRできるよう,イラストを使っていろいろなもの(冊子,チラシ,ポスター,包装紙,商品パッケージ,グッズほか)に活用出来ます。
「うとん行長しゃん」名称及びイラスト使用については、下記ホームページをご覧下さい。
http://www.city.uto.kumamoto.jp/q/aview/1/2505.html
2011年12月07日
宇土駅東側開発と要望書
宇土駅東側民有地の造成が11月24日から始まりました。来年3月までの工期と聞いていますが、
進出企業の詳細はまだ分かっていません。
今回、地元区長と共に開発が行われている民有地に隣接する墓所の雨水等の排水及び開発周辺
河川の現況確認を行いました。
墓所については、既設道路より1メートル以上の段差があり、周辺開発が進むと調整池状態となり、
抜本的な雨水等排水対策が必要で、隣接地権者との緊密な現況確認を図り、万全な措置を取ら
れる事と、境界については緑地帯ゾーン等を設けるなど極端な遮蔽がないよう景観と防犯にも考慮
した整備を講じるよう要望書を作成、宇土市役所所管部を通して隣接企業に折衝をお願いしました。
そして周辺河川についても改修・改善措置を講じるようお願いしました。

造成が進む宇土駅東側民有地(コーアツ工業跡地) 11月29日撮影

今回、雨水等の排水対策要望を出した墓所 11月29日撮影

現在の墓所と隣接地の境界 11月29日撮影

開発用地に隣接する用排水路 11月29日撮影
要望書提出後、所管部は早急に現況確認を行う旨、回答を頂きました。