2011年12月16日

宇土市議会一般質問

宇土市議会12月議会が閉会しました。 
今回も議会において一般質問を行いましたが、議員は、一般質問後、「議会だより」掲載のため、自らの質問と
執行部答弁を1000字以内にまとめ、議会事務局へ原稿の提出が義務づけられています。今回の
質問骨子と答弁を議会だよりとしてブログで報告します。

宇土市議会一般質問

治山事業と地下水(涵養域)保全について
今回の質問の柱は、名水百選「轟水源」の湧水量減少に伴う対策について過去3回の質問と併せ、その後の
水源背後地の山への地下水(涵養域)保全の現状と、その施策について質問を行いました。

九谷 森林・竹林と耕作地の現状・後背地における土地利用の現況や、民間での植林活動について。

経済部長 
 昭和39年から木材輸入が全面自由化となり、国産材価格が低迷し、間伐や枝打ち等の作業がおろそかになり、
荒廃したままの森林も見受けられるようになっている。

九谷 轟水源の勇水量の現況について。

市民環境部長
 
 市では10年間調査がされておらず、近隣住民の声を聞くと10年前とは現在と10年前とは比較できないが
開発が進む前の水量と比較すれば、明らかに湧水量が減ってきている。

九谷 名水百選「轟水源」の水環境保全と再生の取り組みについて。

市民環境部長 
 平成12年12月議会、平成13年9月議会及び平成19年9月議会での九谷議員により轟水源及び背後地の
保全対策関係について一般質問があっているが、本市において先人が残された貴重な財産であり、これらの
貴重な遺産を守り後世に受け継いでいかなければならないと考えている。
 今後再生の取り組みとしては、民間のボランティア団体に協力いただき、積極的な水環境の保全活動を促す
ことが重要であり、行政はこうした機会や情報の提供等、住民が自主的に関わる環境づくりを積極的に支援して
いくことが必要であると考えている。

九谷 市民啓発と参画での涵養域保全対策について。

元松市長 
 昭和62年に行われた『轟泉周辺環境影響及び地下水保全調査』の報告書において、轟水源及び背後地に
ついては「果樹園化・採石事業等による自然破壊により危険な状況」にあると指摘された経緯がありその後、
平成に入ってからは幸いにも大規模な開拓は行われておらず、また果樹園の廃園も増えるなど、近年では
自然破壊は進んでいないものと認識している。この貴重な水源である轟水源を後世に残すことは、現代に
生きる我々の使命であり特効薬こそありませんないが、今、行政で何が出来るか、土地所有者として何が
出来るか、或いは民間ボランティアで何が出来るか、またどのような施策が有効なのかを考えながら、長期的
視点に立って地道に取り組んでいかなければならない問題であると考えている。
 民間団体でのボランティア活動等が行われているが、それらの支援や、市民への啓発も含めて、関係機関や
関係団体と協議しながら、轟水源の環境保全対策の検討を行ってまいりたいと思っている。24年度に熊本県・
熊本市など周辺自治体と企業が地下水保全に向けた財団に宇土市も加盟し、地下水の調査や涵養域の保全に
積極的に取り組んで行く。



 



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