2012年07月21日
轟貝塚を後世へ
夏休みを前に、孫にせがまれ市内史跡を半日かけて散策、日頃何気なく車で通過する轟貝塚では、
中学生時代、遺跡発掘に何度か足を運んだ当時の記憶をたどりながら孫に説明。
九州を代表する轟貝塚遺跡
6500年前~4000年前、縄文時代前期~後期にかけて九州地方を代表する遺跡で、
縄文時代の年代その他を推測する際の基準となる轟式土器の標識遺跡として知られています。


慶応義塾大学による遺跡発掘が行われた宮庄の轟貝塚 昭和41年撮影 教育委員会提供
集落手前の車の左側が発掘場所

現在の轟貝塚
轟貝塚を後世へ
轟貝塚は市指定遺跡に登録されています。現在、教育委員会では国指定に向け
新たな調査を行うと聞いています。
轟貝塚の周辺には宇土城址や西岡台城址跡、そして日本の名水百選に選定された「轟水源」があり
国指定と併せ数千年前のロマンを秘めた遺跡の整備やジオラマ制作など
生きた歴史教育の場としての必要性を感じた孫との歴史散策の1日にでした。