九谷新吾のブログ

宇土市議会１２月定例議会で一般質問　
１２月６日、市議会において一般質問を行いました。一般質問については「議会だより」掲載のため、
自らの質問と執行部答弁を１０００字以内にまとめ、議会事務局へ原稿の提出が義務づけられています。
質問骨子と答弁を議会だよりとしてブログで報告します。


　公共交通視察　コミュニティーバス車内にて　左から山村保夫議員　堀内千秋議員

宇土の新たな交通ネットワークの調査と検証を行っています。
試乗検証についてブログで報告しています。
http://kutanishingo.otemo-yan.net/e705735.html

１２月定例議会一般質問
九谷
コミュニティバス「行長しゃん号」と「のんなっせ」の試行運行について
運行にあたり具体的なマーケット調査と生活交通ネットワーク計画の作成委託料及び運行経費（年間）
また、採算ライン（目標値）の設定について。
　
益田総務企画部長　
計画作成委託料は４６２万円で、市内２千世帯及び各地区嘱託会長へのアンケート調査，民生委員や
バス・タクシー事業者へのヒアリング調査を行い，試行運行地域の地元説明会を行っている。
バスと乗合タクシーの年間運行経費は，バスが約９２０万円，乗合タクシーが約８００万円と試算しており，
国庫補助金と運賃収入，市の負担額が財源になる。３つの財源のうち国庫補助金と運賃収入は直接バス
事業者とタクシー事業者に入る制度になっている。試算ではバスが収支率２５％の場合で，
運賃収入２３０万円，国庫補助金３００万円，市負担額３９０万円となる。収支率が１０％だった場合は，
運賃収入９０万円，国庫補助金３７０万円，市負担額４６０万円となる。
乗合タクシーは，収支率２５％の場合で，運賃収入２００万円，国庫補助金３００万円，市の負担額は
３００万円。収支率１０％の場合，運賃収入８０万円，国庫補助金３６０万円，市の負担額は３６０万円と
試算している。

九谷
行長しゃん号と，のんなっせの利用状況について　

益田総務企画部長
バスは１日１５便運行している。１０月８日から１１月７日までの１ヶ月間のバスの総運行回数は３９７回で
利用者総数は４４３人となっている。
乗合タクシーは，網田，網津，花園で週１回，計４便、１ヶ月間で２０便を運行しており網田地区は２人，
網津地区は１３人、花園地区の１１人で合計利用者数は２６人です。

九谷
運行後の課題協議について

益田総務企画部長
社会実験で試行運行期間を設けており，試行期間中に利用者ニーズの情報収集に努め
色々な課題・問題点を整理し今後の運行見直しに備えていく。

九谷
宇土駅東口側大型複合店舗進出にともなう周辺道路（国道・県道・市道）整備について
松原交差点渋滞解消について２３年６月議会で質問を行ったが、その後の経過について。
　
新樹建設部長
平成２３年９月と２４年９月に松原交差点から宇土シティ交差点まで約９００ｍについて，２車線化の
要望書を熊本県へ提出している。国道５７号線上り松原交差点の渋滞緩和についても，
平成２４年１月に国土交通省，熊本河川国道事務所へ渋滞緩和の要望書を提出している。　

県土木部、松原交差点渋滞解消に向け着手
２３年６月につづき、今回の１２月議会においても渋滞解消に向けて市の対応について一般質問を
行いましたが、１１日、市建設部より解消に向けた協議を２５年度より着手すると連絡を受けました。
日頃生活道路として利用している県道宇土・松橋線、慢性的な渋滞に近隣の大型複合店舗進出と
あわせ周辺道路の整備については急務と、市に対し要望を行っていました。

市中心部大型車両の通過問題
市内中心部を通過する大型車両の規制についても議論されていますが、この渋滞が大型車両通過の
一因となっており、松原ロータリー渋滞解消が解決策の糸口になるものと思います。

市所管部の早急な対応に感謝します。




 
慢性的な渋滞の県道、宇土・松橋線　松原ロータリー　　１２月１２日　午後４時撮影